第38回「日本山岳写真協会(JAPA) 両毛支部展」

■第38回「日本山岳写真協会(JAPA) 両毛支部展」  今年も昨年に引き続き 日本山岳写真協会 両毛支部展が開催されます。 両毛支部会員全員が,一人あたり全紙3点,若しくは,全倍2点の作品を出品する予定ですが,私は,個展の際に展示した作品と昨年のJAPA展に出品した2点の「全倍紙」の作品を選びました。 この支部展は群馬県と栃木県が交代で開催しており,今年は栃木県の担当で行われます。 【日 時】2025年6月5日(木)~6月8日(日) 10:00~17:00 ( 最終日は16:00まで ) 【場 所】とちぎ岩下の新生姜ホール(栃木文化会館)展示室 【主 催】日本山岳写真協会 両毛支部 【入場料】無料

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謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。 旧年度中の写真集の発行及び,富士フイルムフォトサロン東京を皮切りに実施しました3回の巡回写真展の開催にあたりましては,多大なる御心遣いを戴き,誠にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。 皆様よりいただきました御厚情を糧として,これからも新たな作品作りに励んでいく所存ですので,引き続き御支援頂けますよう心より御願い申し上げます。 最後になりますが,御家族の皆様の御健勝と御多幸を心よりお祈り申し上げます。

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■秋風に誘われて・・・(3)

【予想に反して晴天が広がり,朝靄に包まれた朝になりました。】 10月16日(水) 晴れのち曇り 17053歩  トイレに起きた時に外の天気を確認するのはいつものルーティンだが,今回はそれさえする必要もないだろうと部屋に戻り,ウトウトするものの早めに目が覚めた。 5時に起き出して,雨が降っていなければ朝食までの時間,龍宮十字路辺りの撮影をしようとカメラ一つで,サンダルを突っかけて小屋を出てビックリ。なんと雲はほとんどなく,それどころか東の空に浮かぶ雲が僅かに茜色に色付いている。しかも,待ち望んだ朝靄もたっぷり出ていた。「こりゃぁ,絶好の撮影日和・・・」大急ぎで撮影機材を部屋に取りに戻った。 【朝靄の上空にはモルゲンロートに包まれた至仏山が聳えていました。】  そして,龍宮十字路付近のベンチに荷物を下ろし,そこを起点にあちこち撮影を始める。龍宮小屋のいいところは撮影ポイントが近くにあるために移動まで時間をとられないことだ。直ぐに準備を済ませ,空撮も始めた。朝靄に覆われぼんやりとしか見えなかった朝焼けも,ドローンを飛ばして上空から見るとキャンバスとなる雲が少ないのがちょっと物足りないが,燧ヶ岳や至仏山の上空の雲をピンク色に染め上げる綺麗なモルゲンロートが見られた。 【朝靄に包まれた尾瀬ヶ原の様子です】  やがて,朝靄の上にも朝の光が届けられ,徐々に零れた光が湿原に射し込むようになると紅葉した樹木をより一層鮮やかに際立たせる。あちこち上空を飛び回り,紅葉の山々…

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■秋風に誘われて・・・(2)

【北岸道を通り見晴へ。この頃にはすっかり秋空が広がりました】 10月15日(火) 曇りのち晴れ 26345歩  長蔵小屋は宿泊料金を少しでも安く上げようと相部屋にしたが,カーテンで仕切られた昔ながらの部屋で,ある程度プライバシーが確保できるのは助かる。同室の人に余り気を遣わずぐっすり休む事ができた。深夜に一度,外を確認するが,雲に覆われて星もほとんど見えない。今朝はゆっくり朝食をとるパター^ンかなと思いつつ再びの眠りにつく。5時頃に目が覚めた。食事の時間までまだ時間があるので,天候は相変わらず好転しないし,朝靄も全く出ていないけれど,撮影機材を準備して元長蔵小屋横のベンチに向かう。 【尾瀬沼に浮かぶ水草もすっかり秋色に染まっています】  既に2名ほどが三脚を立てていた。一人は巻島さんだった。星の撮影をしたくて早起きをしてそのまま戻っていないということだった。日の出が近くなるにつれ,大江湿原の上空を行き交う雲や燧ヶ岳の山頂を隠し続ける雲が僅かに茜色に染まった。時間を確認すると,既に朝食時間となっていたので,適当な時間で撮影を切り上げ小屋に戻った。 【水面に浮かぶ水草が強い日差しを受けて輝きます】  それほど遅れることなく,朝食の席に着き温かい食事にありついた。冷えた朝弁当のおにぎりとは比べようもない。撮影するものもそれほどあるわけでもないいし,何より天候がパッとしない。予報では日中は晴れるはずだが,ひょっとしたらこのままぐずついたままかも・・・。帰ろうかな…

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■秋風に誘われて・・・(1)

【ブナの黄葉も遅れていましたがやっと見頃を迎えそうです】 ■10月14日(月) 快晴 15291歩  例年9月に実施されていたオフ会の開催は,諸事情により今年も見送りに。その後,天候が思わしくなかったり,都合が付かなかったりで,暫く行けていない尾瀬に早めに出かよう・・・と思いつつも,いつの間にかシーズンオフ目前となってしまった。やっと秋らしい天候になり,せめて紅葉だけでも見たいと思ったが,久しぶりの好天と3連休が重なり,どこの山小屋もいっぱいだった。それでも何とか空きを見つけて14日から出かけることにした。  尾瀬の紅葉は9月の草紅葉から始まり,10月の体育の日を含む3連休の頃に周辺を取り囲む山々の紅葉が最高潮を迎える。しかし,ここ数年地球温暖化の影響で年々平均気温が上昇し,紅葉の見頃も徐々に遅くなりつつある。今年もかなり遅れているようで,入山する頃がちょうど見頃ではないかと思った。  日光での渋滞を考慮して,いつもより早めに出発したおかげでいろは坂や奥日光での渋滞には巻き込まれることなく戸倉に着く。急いで必要なものを持ってバス停に向かった。紅葉には少し早い山並みをぼんやりと見ながら大清水へ。さらに,そこで待ち構えていたシャトルバスに乗り込むとあっという間に一之瀬に着いた。 【紅葉のトンネルから見る澄み切った秋の青い空】  上空は青く,雲一つない。日差しはまだまだ強いが,吹き抜ける風は乾ききっていて心地良い。ただ心配なことはただ一つ・・・。荷物は増える一方の撮影機材…

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