梅雨明けの尾瀬を歩く【1】
【久しぶりに尾瀬ヶ原で見るスケールの大きい夕焼け】
7月18日(日)(晴れのち曇り,雨のち晴れ)
コロナ禍による規制や自粛要請,オリンピックの無観客での開催など暗いニュースばかりが続く毎日。閉塞感で息も詰まりそうになり,暫くぶりに尾瀬の空気を吸いたくなった。新種のウィルスへの対応に右往左往する人間を尻目に,季節は確実に移ろい,鬱陶しい梅雨も明けた。ネットに溢れる情報では,今年のニッコウキスゲはあまり期待できないようではあるが,気分転換には行くしかない・・・
【横田代全景】
睡眠時間もほとんど取れないまま早朝に出発。鳩待峠に着いたのは9時頃となった。梅雨明け後の好天とキスゲのシーズンとあって最近の尾瀬に比べて入山者は明らかに増えている。相変わらずコロナ罹患者は多いのだが,ワクチン接種も進み,人の移動も活発になっていると感じた。
【夏雲を映すアヤメ平の池塘と燧ヶ岳】
好天で風も少ないのでドローンを飛ばしていると,突然,安類さんが目の前に。お約束の飛行許可を得ているかどうかの確認だという。
至仏山は入山規制解除後,間もないとあってかなり混雑しているようである。キスゲはそれほど期待できないので,今回はまず,アヤメ平に向かう。
【アヤメ平の池塘群と至仏山】
ここ数日,それほど雨が降っていないせいか登山道がぬかるんでいたり,木道が滑りやすくなっていたりすることもないのは嬉しい。強烈な日差しを遮ることの出来る樹林帯歩きは心地良い。ただこの日は,湿度は…




