風と雪の造形

【地蔵岳山頂付近に広がる風景】 今年2度目の蔵王です。 前回は強風と霧に阻まれ,僅か30分程度樹氷を鑑賞するだけだったので,今回はそのリベンジを兼ねて家族で樹氷鑑賞に行ってきました。心配していた天候にも恵まれ朝から快晴の絶好のお出かけ日和・・・。 【地蔵岳山頂から見た熊野岳。次回はこちらにもチャレンジしたいです。】 【地蔵岳山頂から出羽三山,鳥海山遠望】 【風の作り出すオブジェがあちこちに】 早朝に出発したのでロープウェイの地蔵山頂駅には結構早く着きましたが,麓ではそよ風程度だったにも関わらず,降りるとかなり風が強く,吹き飛ばされそうな勢いでした。それでも,何とか山頂までは行こうと歩いていくと,その風は益々強さを増し,立っているのがやっとの状況・・・。 【スキー場側から見る地蔵岳】 【スキー場側から見る熊野岳】 【樹氷群。この高度の樹氷はスノーモンスター級ではありません。】 皆,山頂を踏むと直ぐに下山していくのを尻目に,折角来たのだからと周囲を歩き回っていると,あちこちに雪と強風の作り出す風紋やエビのしっぽができていました。樹氷自体は一時の暖かさで崩れている物も多くありましたが,普段の山登りでは決して目にすることのできないレベルの凄い物を見ることができて出かけていった甲斐がありました。 【巨大エビのしっぽ 1】 【巨大エビのしっぽ 2】 【巨大エビのしっぽ 3】 【蔵王と言え…

続きを読む

モンスターに会いに・・・

【シュカブラとエビのしっぽが風の強さを物語ります】 久しぶりに蔵王の樹氷を見たくて昨日,日帰りで出かけてきました。 時期的にはまだ早いかなぁとの思いと,このところの冷え込みと大雪で結構成長しているかもとの思いがあり,行くかどうか決めかねていたのですが,全国的に「晴れ」の予報に背中を押されて,出かけることにしました。 【凄い勢いで雲が流れます・・・】 片道でも距離350km,時間にして休憩を入れて4時間。長く単調な運転の末にやっと着いた蔵王は,昨日降ったと思われる雪が周囲の山々を真っ白に覆い尽くし,言葉に言い表せないくらい綺麗でした。それだけでなく,どんな小さく低い木さえも,雪で真っ白く飾られていたのは何とも不思議な感じでした。 【風が強く降ったばかりの雪が飛ばされていきます】 朝のうちは時々太陽が顔を出し,雪の上に光を落とすような天候でしたが,山頂付近はほとんど雲の中。 ゴンドラで到着した時も雲に覆われ,真っ白なガスと飛ばされてぶつかってくる雪でホワイトアウト状態・・・。しかも,気温-12℃,風速10m/sの風が激しく吹き,じっとしていられる状態ではありませんでした。 そのうち晴れるだろうと思い辛抱強く待っていたけれど,結局スカッと晴れることはなく,諦めて帰ろうとした時,奇跡的にガスが取れ,3時間の滞在中10~15分程度,青空が姿を見せてくれました。 【だんだんそれらしい形に成長していきます】 しかし,肝心の樹氷はまだまだ成長途中。 …

続きを読む

蔵王の樹氷(スノーモンスター)

昨日,蔵王に行ってきました。 昨年も樹氷を見に行き,意外に近いと言うことが分かり今年も機会をうかがっていました。 しかし,週末の悪天やインフルエンザに罹患したことで諦めかけていたのですが・・・ 先週末の好天の予報に出かけることにしました。 今年は東北地方の日本海側は2~3倍の積雪と聞き スノーモンスターも巨大化しているかなと思っていたのですが やはり3月と言うことで一部は溶けかかっていました。 それでも,完璧な青空の下,眺める純白の樹氷は美しかったです。 ホームページの【写真速報】にも写真を数枚載せました。そちらもご覧ください・・・ あちこちにこのようなモンスターが林立する光景の中にいると不思議の国に迷い込んだようです。 遠くから見るとモアイ像のようなものもたくさんあります。 頂上付近はまだまだモンスターが見れますが,たぶん来週辺りが限界でしょう・・・

続きを読む

樹氷

何度か行きそびれていた蔵王にやっと行くことができました。 日にちがとれないので今回はやむなく日帰りでした。 天候は山頂付近は時折ガスが流れ時々山頂を覆い隠しますが それがまた幻想的な光景を演出してくれました。 やはり,蔵王の樹氷には圧倒されます。 最近行ったつもりでいましたが実に7年ぶりでした。 今度はもう少し間を空けずに訪れようと思います。 外国の方も多数訪れ,外国語が乱れ飛んでいたのにも驚きました。 さすが世界に名前が知れ渡っているのですね・・・ 以前,pulsarさんが書かれていたように温暖化の影響で樹氷のできるポイントが 標高の高いところに移動しているのはやはり心が痛みます。 【↑↑↑↑↑ 今が樹氷の一番の見頃かも知れません ↑↑↑↑↑】 【↑↑↑↑↑ 時折ガスが流れて辺りがより一層幻想的な雰囲気に ↑↑↑↑↑】

続きを読む